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01/12/21(金)
師走、クリスマス、急ぐな。つらつらと詩なんぞを…


何やかやとバタバタしてる。数年前までは格好つけて「イベント企画は季節労働やから、寒なったら冬眠すんね」とか言ってたけど、そうは問屋が卸さない。特に会社形態(法人化)してからは、本気で金・売り上げの心配もせなあかん。何か辛気臭い話やけどしゃあないわ。
明日22日はウクレレマンIWAOを呼んでウクレレ教室、24日はWBSのミュージックソンでイエロースタジオから3時間半の生放送、31日大晦日はOLD TIMEで関西のミュージシャン(実は誰がくるのか未だに知らない)とゲストに古家学氏を迎えカウントダウンLIVE。どれもこれも、趣味みたいなもんで、好きでやってるから、グチは出えへんけど、儲かれへんのやこれが…。ま、間に家族サービスでスノボやりにいく日もあるんやけどね。
そんなこんなで、師走MONO。

で、やっぱりストレスは溜まるわけで、昔レコード屋勤めしてる時なら飲んで騒ぐが憂さ晴らしだったのが、歳やねぇ、何か発散も渋めに変わってきた。というのも体は正直で、飲みすぎたら次の日に残る。辛い。だから、ちょっとこんなコラムなんぞにツラツラ書き綴ると何かスッと肩の力が抜ける気がする。やり過ぎると今度は肩と目に来るけど…。

そんな感じで今楽しみにしてるのは、先月、古家くんがラジオに来てくれた時無理矢理約束させた、僕の歌詞に曲をつけて歌ってもらうという企画?。2週間ほど前に彼の携帯メールに送った歌詞、その後どうなったんやろ。
勢いで歌詞ここに載せとこ。

 スタイルブックなんて必要ない。
 みんな違うさ、当たり前の未来なんて此処にはない。
 いくつもの過ちも、纏わりつく穢れも
 染まってしまったスノッブ気取りの成れの果て
 スパイラルから抜け出そう。

  目の前に漂う閉塞の彼方、
  天使のはしごが西の海に掛かるのを見た。
  さあ、そこからがパラダイス

 見せ付けられたボーダーライン
 みんな違うさ、ひっくり返せ、劣等感なんて必要ない。
 スパイスはたっぷり。刺激の強さは、過激の予感。
 安息のための衝撃。握り締めた汗は洗い流せ。
 しみついた垢をぬぐいおとそう。

  目の前漂う閉塞の彼方、
  天使のはしごが西の海に掛かるのを見た。
  さあ、そこからがパラダイス

どう、インターネットって凄いね。何か恥ずかしくないんやなこれが。
昔、BANDやってた時、酔ってテンション上がって夜中に歌詞書いて翌朝起きて、余りの恥ずかしさに破り捨てて、才能のなさに1日ブルーになったりしてたよな。

※歌詞の天使のはしごというのは、暗い雲の間から数本の光の筋がスポットライトのように射してる時ってあるでしょ。あれの事。確かそんな呼び名だったと思うんですが、違ってたらごめん。ま、今からそういう呼び方にしましょ。




01/12/15(土)
感動した! 


「リクオって素晴らしい才能やね、ラジオ聴きながら感動して涙が出たわ」

今日、串本に住む桝岡という友人からうれしい電話があった。12/10に僕のラジオ番組「音楽パラダイス(wbs 月20:00-21:00)」の番組でかけたリクオのライブの模様の反響である。
桝岡氏は僕よりちょっと年上でカメラマン(カメラ屋かな?)を生業に無農薬野菜を作ったりしながら人生を楽しんで生きてる、PUREで僕の信頼できる友人の一人。と、昔からの知り合いの様に紹介しながら、実は不思議なことに一度も顔を合わせたことが無い。いつも電話か手紙でのやり取り。いつからこんな関係が始まったのか…、確か、僕のラジオを聴いてくれていて、同年代の僕の選曲が気に入ってくれたらしく手紙をくれた。そこで何やかやあって(そこら辺の記憶は曖昧)電話で話す機会があった。その時、数年前にセンチメンタル・シティ・ロマンス(注)の中野督夫がOLD TIMEに来た時にオフステージで「串本にオモロイ奴等がおってな、ライブとか遊びで、えろう何回も行っとるがや(名古屋弁)」とか言ってたのを思い出した。尋ねると「そうや、督夫とは友達や」との答え。何なんやろね、プロミュージシャンと良い意味で対等に付き合いできるのは…紀南の大らかさ、人の良さの為せる技なのか。僕も、ええ感じで付き合わせてもらってる。
そうそう、彼ら、11月13日には南こうせつを呼び、大盛り上がりで、コンサート終了後もこうせつファミリーと深夜まで話がはずみ、時は一気に70年代まで遡り、大酒盛り大会だったらしい。僕はいつもの如くスケジュール調整がつかず不参加、どっちかというと遠藤賢司、斉藤哲夫らのマニアックなものを好み鬱屈した70年代の僕は、こうせつで青春を過ごしてないのだが同席したかったなぁ。串本の一部の青年(歳ではなく、気持ちが青年)の間では、一月たった今でも"こうせつ熱"がひかず、青春が花開いてるという。青春の狂い咲きか?大歓迎である。
先の電話の最後に「また、才能ある人、ラジオで紹介してな。楽しみにしてるから…」と桝岡氏。プレッシャーかかるがな。ま、今つき合わせてもらってる僕の周りの人はいろんな方面で才能ある人ばかりで、感動、勘当の毎日です。

で、話は戻るが、冒頭の桝岡氏をも涙させたリクオの詩の一部を引用させてもらいます。

 踊ることさえも許されず 
 銃を手にした
 選ぶことさえも許されず
 神に誓った
 本当は遠い空の向こう側を覗きたくて
 本当はベールの奥のつぶらな瞳見つめたくて
 夢見ている

  愛の元で、その悲しみを全て燃やせ
  恋に落ちて その憎しみを全て燃やせ
  せめて今夜

 ああ、願いは遠い空に 吸い込まれてどこへ行く
 祈りは変わらないさ 遠い町でも捧げられ
 消えたのか
            Lyric by RIKUO
     
まだ、タイトルは決まってないらしい。初めて聴いた時(今でも)目の前でスローモーションで崩れ落ちる貿易センタービルの向こう側、荒涼とした砂漠でひたすら毎日を生きる人々の景色が見えた。

(注)Sentimental City Romance 1973年名古屋で結成のROCK BAND。
   当時比べられることの多かった"はっぴいえんど"はとっくの昔に解散。
   現在のメンバーは告井延隆G中野督夫G細井豊Kb



01/12/14(金)
コブクロ!5296?え?


12月14日、タカミネ(ギターメーカー)からコブクロの小渕氏のシグネーチャーモデル?のアコースティックギターがTAKE OFFに到着。
これは、メジャーデビュー前からコブクロを応援していた和歌山マリーナシティのロイヤルパインズ(株)が、彼ら2人に贈るエールを形にしたものだ。
小渕君が、使用する木の種類、材質、ポジションマークその他細部まで指定し、特注した正真正銘全世界で1本のみのギターだ。中々素晴らしい出来、小渕氏の誠実さ、職人らしさが隅々に現れている。渋すぎるぐらい大人しい見た目、いわゆるニューヨーカースタイルBODYなのだが、トップ(表板)がスプルース、サイド&バックがコア(多分ハワイアンコア・高級ウクレレなどに良く見られる)を使っている。ここが通、玄人。ええよねこの感じ、シャリーンとした音色が黒田氏の声を引き立たせるんでしょうな。コブクロのギターと分かるのは、ギターを抱いた時にサウンドホールの右側、フィンガーボード(指板)下に”5296”と数字で入り、さり気なくコブクロのギターだということが分かるようになってる。ちょうどラーメンの丼のふちにグルッと書いてるような中華柄見たいな感じで文字が繋がっている。例えが失礼か、そう、ジバンシーのマークみたいと言ったほうがええか。
にしても、よくここまできましたなぁ。始めは小渕氏の書いたイラストを入れるとか…、今年のGW前に話しが有って、ま、私は本人らには会ってませんが、半年以上の紆余曲折がありましてやっと完成。いつ彼らの手に届くのか私には分からないが、ロイヤルパインズの皆さんも贈られる側のコブクロも、その日が楽しみに違いない。私といえば、これがステージで活躍するのか、はたまたスタジオなのかTVなのか、私が作ったのでは無いにしろ、当社が関係したギターがギターの役割どおりに創作活動の場で良い音でかっこよく鳴ってくれれば、それがうれしいのだ。
ただ一つ気になるのは、“コブクロ”は“5296”になるの?ならないよね。それって“0930”みたいで…。
(詳細・写真はTAKE OFFのページで)


01/12/13(木)
いやあ〜どうも


いやあ〜どうも、松本裕司です。
音MONO立ち上がりました。音MONOって何者?曲者?
音に関わる者たち、音に興味のあるやつらのおもろいホームページ。音楽という言葉どおりそのまんま、音を共通項にみんな楽しんでしまう、それだけのことです。ですから、このコラムどんな話が登場するかわかりません。協力メンバーは、多種多様、ずぶずぶの素人から、才気溢れてこぼれんばかりの玄人まで、どんなふうになりますやら楽しみに…。